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助手席エアバッグを取り外すの巻

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 エアバッグを外したクルマで交通事故を起こした場合、危ないのもさることながら、自動車保険にエアバッグ割引が入ったままだと保険が適応されない可能性が高いと思われますので注意してください。
 衝撃などでエアバッグを爆発させるとフロントガラスを割るなど面倒なことになりますので、バッテリーのマイナス端子を抜いて 3 分以上待ち、またエアバッグを正面に構えないようにして作業してください。
 R33 ではメーターパネルの脱着が必要ですが、これを外した状態で(数十分以上の)走行をしてはいけません、詳細は後述しますが、クルマが動かなくなりえらいことになります。


 R33 の助手席エアバッグを外してみました。
 R34 は [6] 以降をご覧ください。

 運転席のエアバッグ付きハンドルはかなり重かったので助手席のもかなりのもんだろうと思い正月 3 日間、寒空の中ちびちびがんばりました。
 そうそう板金屋の方に聞いた話では、前をぶつけてバンパー交換で済むところを助手席エアバッグがフロントガラスを割って修理代がえらく高くついたスカイラインがいたんですって。
 あと助手席エアバッグのフタは単品では売られていないため、エアバッグが開いたらダッシュ丸ごと買わなきゃいかんのです。
 外したくなってくるでしょ? これが後悔の始まりでした(笑)。



助手席エアバッグ
 助手席エアバッグのフタをほじくり外しユニットを取るだけだろうと思っていましたがアマイアマイ、ダッシュボード丸ごと取り外さなきゃいかんというタイヘンな仕組みになってました。
 写真真ん中のステーがダッシュボード裏にがっちりくっついており、エアバッグが開くと手前部分を向こう側に押し倒して袋が出てくる仕組みです。
 このネジ 3 つを外すためだけに、整備要領書を見ながらの 3 日がかりの大作業でした。
 なお車種によってはグローブボックスを外せば裏からネジが見えるそうですが、R33 スカイラインはまず無理。


フタの裏
[苦労話スタート]
 何とかダッシュを外しエアバッグユニットにたどり着いたらこれがまたデカいトルクスで止まってるじゃないですか。
 肘掛け(?)のところにあるエアバッグセンサーも同じくトルクスです。
 ということでダッシュもメータパネルも何も付いていない状態でショップに工具を借りにいきめちゃくちゃ硬いネジを取りそれぞれ外したまではよかったもののなんとその帰りに信号待ちでエンスト、セルもまわりません。
 大渋滞を引き起こしながらその場に居合わせた見ず知らずの方々の手を借りクルマを押して空き地に退避させ、ショップの方を呼びつけなんとかクルマを移動しました。
 お礼も言えずいつの間にか消えていった方々にはほんと大感謝な正月の夜。
[苦労話エンド]

 長いフリでしたが、どうもメータパネルを外していたのが原因でなぜか充電が全くなされずバッテリ全容量使い切ったところで息絶えたという感じみたい。
 ミョーにメータパネルのラインが多いなぁとは思ってましたがコンピュータに戻っているのがあるようです。メータパネルを外す際は激しく注意してください。
 この1週間前に換えたばかりのバッテリーをさっそく完全放電です(泣)。

 フタは、奥はステーによって、手前は左右 2 カ所のフックによって充分外れないため、ネジをしないままダッシュを組み立てました。
 この場所は小物入れにします。


フタを外したダッシュ
 これが外したパーツです。
 左上が助手席エアバッグ、右上がセンサー、下がそれらを結ぶライン。
 全部で 5kg ぐらいでしょうか、苦労した割にはかなりイマイチな気もしますが、軽量化費用を相場の 1 万円 / kg と考えればまあそんなもんかな。
 そうそうこのラインがまたくせ者で、黄色いのはエアバッグのラインだって整備要領書に書いてあるのにホーンのラインも入っており、まぁちょっと考えれば分かりそうですがラインを外したホーンが鳴らない理由に気づくまでにあちこち探してタイヘンでした。
 メータパネルのエアバッグ警告灯が点きっぱなしになるのは単純に電球を外しちゃうことで対処しました。


外したパーツたち
追加

 助手席足下などに埋まっていたハコ類を全部ここに詰め込みました。
 ホントはもっと整然と収納される予定だったんですが結局は(予想通り)エイヤっと押し込んだのでぐちゃぐちゃ。

収納リスト
・HKS CAMP 本体
・ナビの後付け光ビーコンユニット
・後付けメータのコントロールユニット 6 個
・ETC ユニット(写ってませんけど)

 常時電源、アクセサリー、イルミネーションをここまで延長したので、(予定はありませんが)今後電子機器を増設するのも容易です。


ぞうもつ
■ R34 追加

 R34 の助手席エアバッグはダッシュボードまるごと外さなきゃいけないなんてトンマな仕組みじゃありませんでした。
 それでもまあ作業の体勢がツラいんですが。

 まずは写真のように助手席ダッシュボックスあたりを全部外します。


助手席パネルを外す
 外したダッシュの裏を覗くと、黄色いコネクターとトルクス 6 本が見えます。
 このコネクターはエアバッグに電源とオープンの信号を送るものでまずはこれを取るんですが、通常のタイプと異なりロックを外すつまみがコネクターの中(運転席方向)にあって、気づくまではその方法に悩まされました。


ダッシュ裏
 さてこのトルクスですがゆるみ止めも塗ってあり結構硬いので、今後使うことは無いと思いますが対応のソケットを(泣きながらでも)買ったほうがいいでしょう。
 輸入工具屋のアストロで 1,000 円ぐらい。
 写真上の社外ハンドル用ボスのキットに入っているレンチとも同じサイズですので、頑張ればこれでも外せるかもしれません。


トルクス
 これだけではまだ外せません。
 更に奥に 10mm のボルトが左右計 4 本ありますのでこれも外します。
 写真上側の、車両前側のボルトは、左右ともその正面に何だったか忘れましたがじゃまなものがありラチェットがストレートには届かず難儀します。
 短めの首振りエクステンションを駆使してボルトをなめないようアチョーといってください。
 これでボルトでの固定は全て外れました。


このボルトが意外と強敵
 エアバッグは上から外します。
 ダッシュとフタの隙間にマイナスドライバーなどをコジ入れツメを外しフタごと抜き取ります。


外れま〜す
 中はこんな感じでそれなりの空間がありますからモノ入れとしても活用できます。


やっぱりモノ入れにしよう
 で早速、助手席足下でじゃまくさかった社外コンピュータと、その下にはナビの VICS 、ETC のユニットを入れてみました。
 まだまだ入ります。
 でももう入れたいものはありません。

 用が済んだらエアバックユニットを取り外したフタをもどして元通り。


R33 よりすっきり収まる
 気をよくして、センターコンソール内のエアバッグセンサーユニットもはずしました。
 …かるっ。
 R33 のはもっと重かったと思うんですが R34 のは 230g しかありません。
 でもまあせっかく外したので外しておきます(??)。
 ケーブルはいろいろ面倒な割にやっぱり軽いので放置しました。
 後ろ(写真左)にある黒いのはぼくがつけたカーセキュリティーの振動センサーですから通常はありません。


エアバッグセンサー
 メーターパネルのエアバッグ警告灯はセンサーまで外すと点滅から点灯になりそううっとうしくありませんがやっぱりじゃま。
 R33 は電球抜くだけでよかったんですが R34 はメーター基板に LED がハンダ付けですのでこれを切るか中パネルを目隠しするかで対応します。
 車両売却時メーター交換を指摘されないためにも、パネルがダッシュにくっついたままでもなんとか外せる(ような気がする)後者が(なんとなく)おすすめ。


テープで目隠し
 今回外したもの一式。
 重量は エアバッグ 約 3kg , センサー 230g , ステーとボルト 280g で、あわせて約 3.5kg でした。
 キロ 1 万円換算で 3 万 5 千円分の軽量化に成功です。
 やったね。


勢揃い

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