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排気ダクト付きのボンネットを使ってるからだと思うんですがワイパーブレードの劣化がとても早く、新品装着後 3 ヶ月ぐらいから拭き残しが出ます。 ボディーは汚くとも窓は常にキレイじゃないとイヤなのでブレード代がバカになりません。 ということでボンネット後端にフラップをつけ走行中の熱気をワイパーにあてないようにしてみました。 激しい運転をしたあとはかなりボンネット自体が熱いので、穴無しの純正ボンネットでもいくらかはブレード寿命の延長に効果があるかもしれません。
まずはアールが急なボンネットフチっこ部分の型どりを(テキトーに)します。
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型どり | |||
ボンネットに沿うような加工が簡単にできるフラップの素材を長い間考え続け見つけたのがこれ。 2 辺が 5mm のアクリル製直角三角柱で、ホームセンタにて 1m のものが 130 円ぐらい。 未計測ですがボンネット幅は 1.5m ぐらいあるのでこれを 2 本並べて使用します。 |
アクリル角材 | |||
アクリル角材の端を [1] の型にあわせ曲げます。 ドライヤで温めながら根気よくやるしかないと思います。急な角度をつけながら慣らすのがいいみたいですが割れない程度にするというのがちょっと難しいかも。 ピッタリにする必要はありませんが、あんまりカタチが違うとボディー貼り付け後にすぐ外れちゃいます。 |
ボンネットのカタチに曲げる | |||
タッチペンで色を塗り、透明な超強力両面テープ(エーモン/スリーエム 1,200円)をケチケチに使ってボンネットに貼り付けます。 これで完成。
[追加]
もっとでかい、もしくは角度が急なものをつければ、高速走行時の虫除けにもなりそう。
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完成 | |||
■ 追加 :
ボンネットフラップはほんとに効果があるのかどうかを今一度確認するべく、まだこれを付けてないR34で空気の流れを観察してみました。
まずはモールの有り無しを一緒にみるため、半分外して途中で折り返しテープで留めときます。 |
モールを半分はずす | |||
ぼくのクルマは"偶然ニスモのドライカーボンボンネットに似てしまった"形状のボンネットに交換されてるので、純正ボンネットとは空気の流れが異なるかもしれません。 なおダクトの穴は未公開の自作雨どいにててきとーに塞がれてるので通常時はここからの排気は少ないと思われます。 |
ニスモ風ボンネット | |||
空気の流れは、てきとーにカットしたコピー用紙をてきとーに貼り付け、こいつの動きから確認するという方針で。 写真奥側の群がモールありの後端、手前がなしの後端。 群の条件がワイパーなどで異なりますがついでの実験なので気にしません。
しかしこの状態で一般道を走らにゃならんのかと思うとげんなりします(^^;)。
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コピー用紙の帯 | |||
これの観測は、いつものUSBカメラを窓に貼り付けてぽんこつノートパソコンにて記録することで行います。
偽装したつもりですがやっぱため息が出ますね、ちょー恥ずかしい。。
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カメラで記録 | |||
んでその動画です、音声付きなので再生時は周囲に注意してねん。 30km/hあたりから80km/h程度までゆっくり加速って感じ。 ボンネット後端の帯は垂れ下がったまま浮いてきませんから、ここは圧力が低くなっている(前方からの空気が流れ込んでいる)と想像されます。 |
動画(フラップ無し) 1MB | |||
次に、[2]と同じアクリル棒をてきとーに貼り付け。 帯の動きがわかりやすいよう貼り付け位置を全体的に変更しました(厳密な実験じゃないのでこのへんもまあてきとーです)。 |
フラップ取り付け | |||
んで再度走行。 ボンネット後端部の帯の動きがあきらかに異なり、ボンネットと平行に空気が流れているかのようなひらひらっぷり。 なおワイパー上部の帯の動きだけがモールがあるとことないとこで違って見えますが、ボンネット後端からここまでの形状がそれぞれ違うのでこれだけでは何とも言えませんな。
ってことで、(R34では)ボンネットフラップに「効果」があることが確認されました。
追記
で肝心のR34のフラップ製作ですが、、それはまた今度(笑)。
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動画(フラップ有り) 1.3MB |