このページの内容は BNR34 前期 で有効です。
R34前期のみに装備されている(と資料には書いてある)ロービームの手動レベライザーですが、0から3までの4段階を1つ下げるだけでも、ノーマルサスペンションでしかもありえないぐらい重い荷物を積んだときに対向車にヘッドライトがまぶしくならないってぐらいの幅があります。 そんな調子なのでバネレートを上げたようなクルマだとどんな場合でも光軸が下がりすぎて全く役に立ちません。
ということで光軸が動く幅をもっと狭くして有効活用できるようにしました。 |
ヘッドライトレベライザー | |||
クルマから外してきたレベライザースイッチ。
取り方は、これが付いてるパネル全面をガバっと外し、裏からツメをこじって前に抜き出す感じ。 |
レベライザースイッチ | |||
スイッチ裏側を精密ドライバーとかでぐりぐりやって頑張るとこんな感じに分解されます。 ダイヤル部分は外さなくてOKです。 ちょーちっこいバネと接点金具をなくさないように極めて注意! 基板はツメ4カ所と端子4本にはんだ付けで固定されてますが、スルーホールなので裏側まではんだがまわってます。これが外れないときは間違いなく裏側ではんだが頑張ってますので、せっかく吸い取ったはんだでも新たにはんだ付けしてそれを呼び水にし吸い取り直すのがコツ。ケースはかなり耐熱なので連続作業しても大丈夫っぽいです。そのかわり全体がそーとー熱くなるのでやけど注意。 外れたあとは、再はんだ時に裏まで流れづらいよう防湿コーティング剤なんかをべっちょり塗っておくと再度取り外すときに少しは楽かも。気の持ちよう、ぐらいでしたが。。 そうそう基板に塗られた接点グリスは予め拭き取ってください、混ざるとたぶんはんだ流動性に影響が出ます。 |
分解 | |||
基板の端子側([3]の写真の裏側)はこんな感じでチップ抵抗が4つ並んでます。 左から1Ω,120Ω,330Ω,750Ωで、これがスイッチの0から3にそれぞれ対応しています。 つまりこれを変えれば光軸を調整できるってわけ。 なおスイッチ自体を外した状態だと抵抗は無限大ということでライトは3番位置よりもっと下向きになるので分解したままお出かけの時はほどほどに注意。 |
4つのチップ抵抗で光軸指定 | |||
チップ抵抗なんて持ってないし近所の無線機屋には売ってないのでどうしようかと思いましたが、ケース([3]の左上のやつ)と基板の間には一般的な1/4Wサイズの抵抗器が入るだけのスペースがちょうどあったので、足を写真のようにひん曲げて取り付けました。 イメージは純正のライト位置1番をスイッチ3番にしてそこを三等分し、狭い幅で細かく調整する感じ。
写真は最初に試した、1番のチップ抵抗を3番の位置にずらして、部品箱にあった27Ω,51Ωを1番と2番の位置につけたところですが、これは失敗。
なんども付けたり外したりを繰り返し、1Ω(標準),27Ω,68Ω,120Ωに決定。 |
普通の抵抗で置き換え | |||
組み立て時には、[3]のバネと接点金具は矢印の穴に写真の順番・向きで入れます。 基板への接点グリス再塗布を忘れないで。 ぼくは模型屋で売られてるタミヤ製のラジコン用(?)接点グリスを使いました、ってかこれ以外に簡単に入手できるものはほぼないです。 |
バネと接点金具の順番 | |||
ってことで検証。 近所のスーパー屋上駐車場がぼくの光軸調整スポット(?)です。 壁までの距離はだいたいクルマ2台ちょっとって感じ。 |
スーパーの壁で光軸確認 | |||
ここからもんのすごくびみょーな写真が続きますが、あえてびみょーな変化に改造したんだからそりゃしょーがないです(笑)。 これが0番の位置。 |
0番のヘッドライト位置 | |||
これが3番。 ノーマルだと1番です。 |
3番のヘッドライト位置 | |||
これが2番。
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2番のヘッドライト位置 | |||
これが1番。 どれもほとんど変化ありませんがこれが何十メートルも離れると結構大きな差になります。
ってことでこの1番での光軸を少し上げ、これを通常使用の位置にしました。
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1番のヘッドライト位置 |