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マフラーに耐熱布を巻くの巻

このページの内容は BNR34BCNR33 などいろんなクルマで有効です。
 車内・ミッション・リヤデフを社外マフラーとフロントパイプからの排気熱から守るため、これらに遮熱布であるサーモバンテージを巻きます。
 サーキット走行時の足下付近の熱さは格段に減少、ミッションとデフのオイル(たぶんトランスファーも)の持ちがよくなるといいことばかり。
 特に R34 GT-R のミッションオイルは 1.8 リットルしかないので熱しないことはとても重要です。
 排気効率のアップにも役立ちそう(な雰囲気)。

 今回はマフラーに巻きます。
 写真のような舶来の 5cm x 15m のものを使いました。
 7,000 〜 8,000 円ぐらい。
 キノクニゆにゅ〜や、トラストなどから購入できます。
 また高価ですがビリオン製品なら一般カー用品店で扱ってる場合があります。


サーモバンテージ
 サーモバンテージの固定にはワイヤーを使いますが、同じく キノクニゆにゅ〜や、トラストなどで扱っているスナップストラップという金属バンドを使ってもいいでしょう。

 巻いたワイヤーの両端を左のワイヤーツイスターではさんでお尻の丸い部分を引っ張ると本体がクルクル回転しワイヤーを絞める、ってなことをするんですが、写真のは安物なのでそううまくいきません。
 いいワイヤーツイスターはすごく便利ですがすごく高いんですもの。
 それでもワイヤーはいいものを使うことをおすすめします。
 写真のは MacTools バンで売っていたもので素人が一生かかっても使い切れなそうな量が入って 4,000 円弱、安物は巻きづらくまたすぐ切れ作業性かなり悪いです。



ワイヤーとツイスター
 サーモバンテージを巻きます。
 編み込まれているガラス繊維が手だけでなく舞ったものが身体中に刺さりカイカイになりますから作業中は完全防備で。

 サーモバンテージを水に充分浸し、後から前方向に、きつく巻いていきます。
 これらは乾いたときに更にしっかり締まるように、また走行風などでサーモバンテージがめくれないようにするためです。


サーモバンテージ
 ワイヤーが切れると困る両端は 2 本巻いておきました。


両端は厳重に
 触媒後からサブタイコのパイプ部分がまず完成。
 同じように他も巻き巻きしていきます。

 排気温度は後より前の方が高いので前側パイプを手厚く巻くのがいいんでしょうが、主にリヤデフを排気熱から守りたいときはその周辺を厚めに巻くという方針も考えられます。
 ただどっちも満たすとサーモバンテージが足りなくなるのがなかなか歯がゆいところ。


一部完成
 完成したマフラーを装着するとこんな感じ(クルマを後ろから見上げたところ)。
 巻き幅を狭くしたので 15m 全部使い切りそれでも少し足りない感じですが、巻き幅を広くとれば余らすことも可能です。
 その場合はサブタイコに巻いてもいいかもしれませんね。

 エンジンをかけマフラーが熱くなってくると何とも言えない異国の香りがあなたを包み作業の完成をなんとなく祝福してくれます。
 場合によってはモクモク煙も出てきて場がよりいっそう盛り上がることでしょう。


装着
 こっちはフロントパイプ、いくらか前に巻いたものです。
 トランスミッションの横(と一部真下)を通ってて、むき出しのままじゃかなり熱を伝えてそうでしょ?
 写ってませんがタービン直後にあるエクステンションにも巻いてあります、ちょっとした断熱マニアですね。


フロントパイプ
■ 追加 ■

 リヤデフのオイル噴きがひどいのでマフラーのデフ横にさらに重ねて耐熱布を巻き、デフカバーには遮熱シートを貼り付けました。
 このトラスト大容量デフカバーがでかすぎてマフラーにあたってるトコのクッションの意味もあります。
 が、両面テープ止めの遮熱シートはすぐ剥がれるし結局デフオイルは吹くしで結果的にはあんまり効果無かったんですけどね。
 結局はデフクーラーつけました(涙)。


デフ部を強化
■ 追加 ■

 エキマニを東名パワードのものに変更したのでこれにもサーモバンテージを巻きました。
 キットに 2 インチ(約 5cm)幅のものと金属バンドが付属しますがこんなちっこいくねくねしたやつに使用するのは大変なので、1 インチ(約 2.5cm)幅のバンテージを先述の通販ショップで購入しステンワイヤーを使って巻いてみたのが写真のモノ。
 初めてにしてはじょーず(自画自賛)。
 説明書にはバンテージを巻いたときは純正遮熱板は不要とありましたが無視してつけました。
 ちなみにそれぞれに開いてる穴は純正排気温度センサーと、いずれ買う(かもしれない)社外排気温度計のセンサー用。
 エキマニには最大 900 ℃前後の排気が通るわけですから、純正エキマニだとしても遮熱はそーとー重要だと思います。
 が、車両火災が起こる理由の 1 つにブローなど何らかの理由でサーモバンテージにオイルがついてここから燃えちゃうというのもあげられますから、そこら辺のリスクも承知の上で行ってください。


東名のエキマニ

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