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後付けオイルキャッチタンクを改良するの巻

このページの内容は BNR34 , BCNR33 などで有効です。
 エッセンシャルのオイルキャッチタンク(+ウォッシャータンク)を付けてるわけですけどなんかコレ、全然役に立ってない感じ。
 タンクにはブローバイなんてほとんどたまってないのに出口のホースからはオイルが垂れてて、先日の走行会でとうとうオレンジボール出され厳重注意を受けてしまいました。
 あ、大気解放にしてるのはサーキット走行時だけですよ(タテマエ)。


オイルキャッチタンク
 商品説明にはもっともらしいことが書いてありますが、キモとなるブローバイのオイルミストとエアーを分離するのはデカめの穴が数個開いた仕切り板1枚だけ。
 こんなんじゃタンクに入ってきたブローバイはほとんどそのまんま出ていくに決まってます。
 クソですね、エッセンシャル。


しょぼい構造
 ということでもっとマシな仕切り板を追加してちゃんとオイルをキャッチしてくれるタンクに改良します。

 車両から外してきたタンクの上部にスリットを入れ、ここからアルミ板を挿入するつもり。
 向きとしては写真上の口からブローバイが入って下の口から出ていく感じで、ブローバイの流速とか知りませんが長年使ってもアルミ板が反りづらいようなイメージでそれぞれの口の内側に壁をつくります。
 あと真ん中に入っているらしい仕切り板の前後にもそれぞれ壁をつくってブローバイが迂回する仕組みにしたかったんですが外側から叩いてみても仕切り板がくっついているような音の変化がなく位置がわかんなかったので1枚だけ追加することにしました。

 スリットの入れ方がわかんないのでまずライン通りにドリルで地道に穴を開けてみます(写真一番上の矢印)。


この位置に仕切り板を
 んでダイアモンドのつぶつぶがいっぱいついた回転カッターみたいなのをドリルに付けてサイドでカットし、細いヤスリでなんとなくかたちを整えてみました。
 細いノコギリみたいなのも準備しといたんですが結局は歯を入れるためのスリットを作らなきゃならず使いませんでした。


1カ所完了
 そんなこんなで3カ所完了。
 ウォッシャータンク側までカットしないよう注意してください、ぼくはちょっとドキドキしました。
 そうそうタンク内に入った削りカスは、まあエンジンが吸うことはあり得ないと思いますがなんとなく気分悪いので、灯油等できれいに洗浄しておきましょう。


全スリット完成
 そこに0.8mmのアルミ板で作った仕切り板を差し込みます。
 なんとなく深さは5cmにしてみました。
 別にキャッチタンクの両サイドにぴったりくっつく必要はありません。
 細かい穴が開いたアルミ板を更に何枚か入れたらもっと効果が出そうですがこういったパンチング材は意外と高価なので不採用です。


仕切り板
 仕切り板、イ〜ン!!
 作業中にキャッチタンク内に仕切り板を落っことさないようかかりをあっちこちに向けてみましたがキャッチタンクが厚めのアルミでできてるため意外としっかりはまりそんな心配は不要な感じでした。


装着
 さてこの仕切り板をどうやって固定、またすきまを埋めるかですが、ぼくには溶接なんかできませんしロウ付けってのもなんだか難度高そうです。
 ってことで工具屋のアストロで購入した金属パテ(?)を使いました。
 パッケージに書いてあるとおり耐熱でまた固まるとかちんかちんになります。
 たった44gで2,480えんもするんですが使ってみると意外とたくさんある感じ。
 見てて腹立たしいほどむちゃくちゃなつくりの商品紹介ページはこちら


パテ GM-8300
 こんな感じに盛りつけ。
 デコボコになったのでヤスリで磨いてみたんですが硬くてメゲ。
 光沢のあるアルミ地にねずみ色のネンドみたいなのがくっついてる感じなので、写真で見るよりずっとばっちいデキです。
 全部塗装しようかと思いましたがめんどくさいのでまあそのうち考えます。


見た目が悪い
 んでどうだったかっちゅーことですが、同じオレンジボールを出されたサーキット走行後もオイルキャッチタンク出口のホースの先につけたペットボトルの受け皿には水が少量たまってるだけでした。
 なんでその水はキャッチできなかったのかよくわかりませんがとりあえず成功なもよう。

 ただぼくのクルマにはこのほかにもいくつかブローバイ対策パーツがついてるので、オイルキャッチタンクだけを加工取り付けしただけではオイルが取り切れない可能性もありますので注意してください。


効果大なカンジ

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