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P-LAP を取り付けるの巻

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 P-LAP はサーキットでのラップタイムを 1/1000 秒まで計ってくれるすぐれもの計測装置です。
 対応サーキットがそれほど多くないのと、1 つ 25,000 円もするのがイマイチ。
 ちなみに現在はラップタイムがパソコンに取り込める P-LAP III と、HKS からはもっと高性能っぽい製品がでてます。


P-LAP / 25,000円なり
 R33 のうねったダッシュボードに P-LAP を貼り付けるステーは 0.8mm のアルミ板で作成しました。
 過去に掲載していた先代があるのであるので作成はらくちん、ということでいきなり完成です。
 P-LAP 固定に使用するボルトは M3 です、本体側の穴がそれほど深くないので短めのボルトを使ってください。



PLAPがつく面から
 裏から。
 たくさんのリベットがキモち悪い。
 P-LAP がつく面にステーを貼り、補強の板をくっつけたという感じです。


裏面
 P-LAP を付けたときにリベット頭がジャマするので平ワッシャーを 3 枚重ねて浮かせて取り付けました。
 ダッシュボードにはマジックテープにて貼り付け。
 脱着が容易です。


リベット避けのワッシャー
 次はセンサーの取り付けです。
 今まではサーキット走行の度にセンサーをフェンダー下あたりにガムテープで貼っていましたが結構めんどくさいので常時くっつけたままにできるところを探しました。
 んで見つけたのがここ、前側のサイドステップの中。
 ボディ下に直接貼るのは飛び石などでセンサが壊れそうなので囲われた中に入れておきたいわけです。
 外してみるとちょうどケーブルを通せる穴も空いておりバッチリ。


ネジ4本で外れます
 センサーはコース路面に埋まった磁力の変化を見てるんですが、そういう理論には全く疎いので、サイドステップ外にセンサ部分を露出する/しないで感度が変わるか実際にテストしてみました。
 これにより加工のめんどくささがかわってきますからね。

 センサーを定規の 0 の部分に固定して、ホームセンタで買ってきたフェライト磁石を水平に動かし反応距離を測定します。
 P-LAP 左下の赤ランプ点灯が感知の合図(表示タイムに意味はありません)。
 センサー・磁石間に遮蔽物が無い状態での反応最長距離は 135mm。


遮蔽無しの感知距離
 外したフェンダーサイドステップ(っていうの?)の中にセンサーを入れての計測でも先と同じ 135mm でした。
 迂回した磁力の影響が無いとも言い切れませんが、まあ想像通りの値です。


遮蔽ありの感知距離
 あたりまえといえばあたりまえな先の実験結果をふまえフェンダーサイドステップの中にセンサーを取り付けます。
 最初は ステーを付けて垂直にがっちりと 取り付けてみたんですが、センサーがボディーに当たってサイドステップがくっつきません。
 ということで結局写真の通り側面に超強力両面テープで貼り付けで終わり。
 曲面にあわせ厚みをもたせるという手間はかかったものの先のアルミ工作よりはるかに簡単でした(泣)。
 センサー面が地面と平行でないため感度に若干の不安が残りますがまあこれは実際の走行後に考えることにします。


センサー貼り付け(安直)
 センサーからのケーブルはコルゲートチューブで保護し [5] のフェンダー穴とインナーフェンダー内の穴を通して運転席足下から車内に引き込みます。
 インナーフェンダーはネジ 1 本とクリップ 2 個を外しむりやり引っ張るとこの辺までめくることができます。
 あとは外したものを全部組み立て、車内の P-LAP 本体にケーブルを差し込んで終わり。

 これで意外と忘れがちな走行前のセンサ取り付けから開放されることになりました。
 地味だけどちょっと満足。


センサーケーブルを車内へ
■ 誤作動対策と R34 へのとりつけ ■

 実は [9] までの取り付けだと、センサーをボディー外面にガムテープで貼り付けたときには無かった P-LAP の誤作動が起こってました。
 全然関係ないところで計測が終わりとんでもないタイムを記録するわけです。
 路面に垂直でないセンサー角、車両配線からのノイズが原因なのではと考え、R34 ではこれらを対策して取り付けてみました。

 写真は表示部をダッシュボードに貼り付けたところです。
 ステー無しの単なるマジックテープ止め。
 空燃比計のモニター が無ければハザードボタンもちゃんと押せる位置にずらせます。


R34での本体貼り付け
 R34 のフェンダーサイドステップ(?)内にはすきまがほとんどないので、センサーは唯一この辺に両面テープで貼り付けてフェンダーサイドステップを無理矢理はめるしかありません。
 サイドステップがちょと浮きますがまあ気にしないってことで。
 フェンダーも R33 のようないいあんばいの穴なんかないので、ケーブルはコルゲートチューブをつかって写真のような感じで迂回して通します。
 インナーフェンダー裏にも若干スペースがありましたがノイズになりそうな車輪から遠くまた路面との距離が少しでも縮まるこっちを選んでみました。
 結構垂直な感じ。


センサー貼り付け
 次はケーブルのノイズ対策。
 なんとも怪しげですが他ケーブルと接しそうなところにアルミホイールを巻いてシールドとしてみました。


アルミホイール包み
 このままじゃノイズシールド(アルミホイールのこと)がぼろぼろになっていきますから、ちょっとめんどくさいけどここもコルゲートチューブで保護。
 んで [9] のようにケーブルを車内に通して完了です。

 P-LAP が使えるサーキットを一度しか走ってませんが、過去に確認された誤作動は一切無く、全ラップにおいて正常なタイム計測がなされました。
 ただ R33 の時より 1 秒以上遅かったのでその辺のガンバらなさっぷりも影響してるかもしれません。
 長期テストが必要ですね。


アルミホイール包み
■ 追加

 調子よく使ってたP-LAPですが、区間タイムが計測できるようになったコースでは新型P-LAP 3じゃないとダメってことで、急いで買い換えました。
 結局ぼくが走るコースは未対応で全く不要だったんですが。。

 ってことで初代と`3'を比べると本体が目障りな色・形状になった、センサーがちっこくなった事に加え、コネクターが金属のネジ式になってたりフェライトをまくようになってたりとノイズ対策がなされていることがわかります。


P-LAP3
 誤作動防止の必要充分な対策が取られているとは思いますが初代でメゲてますからやっぱりシールドを追加することにします。
 今も入手できるかわかりませんがずいぶん前に購入して余ってた、ADSLのノイズ対策用「ELECOM ノイズチューブ」を使ってみました。
 そもそもの用途であるADSLではいくらかの速度改善があって驚いたことを覚えてます。
 しっかし「ノイズチューブ」って直訳で「雑音の管」ですから、せめて「ノイズ`キラー'チューブ」とかじゃないとイカンと思うんですけどね。あほですね。


ノイズチューブ
 かな〜り苦労してケーブルをアミの中に通し、んでこれにコルゲートチューブを巻いて完了。


結構苦労して通した
 センサーは[17]と同じ位置に強力両面テープどめ。
 初代と比べどうも少し厚くなってるようでビミョーに貼り直しながらこの位置に決定です。

 うまく使えるかどうかは来月の走行会で確認します。


初代より少し厚い

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