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ずいぶん前にヤフオで落札したリヤの中古ブレーキキット、余計なことにローターがフローティングなんですが、走行時に左側からだけカタカタと異音がして非常に不愉快。 というかフローティングなのに右側は無音なのがナゾ。 ってことで左右のフローティングピン(って言うの?)を半分ずつ入れ替えれば音が止まるんじゃないかと思い作業してみました。 ただ最終的にはそういうことにならなかったので最初からカチャカチャ音がうざいエンドレスとかの純正置き換えローターなんかでも参考になるかもデス。
なお異音防止バネってのがH&Nなどから発売されてて、こういったものを使うのがフローティングの利点を保ちつつ不快音も押さえてたぶんベストな方法なんでしょうが、こんなショボいパーツに片側6,300えん(+送料)も出せませんものね。
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異音が出る左リヤ | |||
フローティングタイプってのはローターに固定されたフローティングピンでベルハウジングが「浮いてる」ような状態のものです。 スポーツ走行時のローターの熱膨張変形を吸収する仕組みなんですが固定されてるわけじゃないので低速走行時にズレてカタカタと音が出るわけです。 このローターは全方向に、特にローター面垂直方向に大きいガタが確認されました。 |
フローティングの機構 | |||
予め用意していた5/16インチの12角ソケット(いつものアストロで購入)でナットを外し、裏からL字レンチ(こっちはミリ? 何ミリかは忘れた)でボルトを抜いたとこ。 なぜかプラスチックハンマーでがしがしやってもベルとローターがじぇんじぇん離れません。
このとき叩く位置によって異音がでなくなる(ガタが無くなる?)場合があって「これで終わりでもいっかなあ」なんて日和っちゃうんです。。。
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ローターが外れない | |||
外れない理由は、フローティングピンがローターにがっつりハマってるからでした。
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ローターにはまってた | |||
外したピンのフローティング部分(?)のローター面垂直方向を計測、おおむねどれも9.3mmでした。
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ピン側は9.3mm | |||
ベル側はだいたい9.2mm。
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ベル側は9.2mm | |||
ピンもベルも削れた様な跡はほとんど無いので、この0.1mmの差はそういう「設計」っぽいです。
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削れた跡無し | |||
そうなるとなんで右側ローターは異音がないのかますます不思議ですがヘタにいじるとこっちまでかたかた言い出しかねないので方針変更、右側は触らないことにします。 10こあるフローティングピンの半分の5つのに、いつ買ったか覚えてないディスクブレーキクワイエットなるネバっこい液体を薄く塗布し、10分放置。 乾くとゴム状の弾性が生じ、またブレーキ用なのでもちろん耐熱。 |
DISK BRAKE QUIET | |||
予備。 残り5つのピンには持ってたクリアーのタッチペンを塗布し、[8]の柔らか素材とは逆の硬い膜で0.1mmのすきまを埋めます。 2度塗りしたら叩かないと入らないぐらいキューキューになったので1度塗りで充分みたい。 使うクリア塗料の粘度とか塗り方によるでしょうけど。 |
クリアのタッチペン | |||
[8]と[9]を交互に(無理矢理)はめて、んで全部組み立て。 赤いネバネバががちょっとはみだしてますがまあ気にしません(笑)。
んでどうだったかっちゅーことですが、今んとこ街乗りレベルでは無音です。 |
街乗りでは無音だよっ | |||
■ 追加 :
サーキット走行してきました。 ■ 追記 :
作業後半年以上経ちましたが、いつの間にかやっぱ鳴ってました(涙)。 |
耐久性はイマイチでした… |