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R34 スカイライン GT-R のマルチファンクションディスプレイ(以下 MFD)につく REV ランプ(シフトタイミングランプ)は、昼間のサーキットでは点灯が暗くてほとんど役に立ちません。 ということでちゃんと使えるよう改良してみました。
まず車両から MFD ユニットまるごとはずしてきます。
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MFDを外す | |||
MFD を制御系(写真上)と表示系(写真下)に分けます。 |
MFD分解 | |||
表示系をさらに分解するとこんな感じ。 |
MFD 表示系分解 | |||
この Φ5 の赤色 LED が REV ランプなのでこれを高輝度タイプに交換する方針でいきます。 基板 "K" マークが LED のカソード(マイナス/LED の短足)側。 となりのサーミスタの役目がよくわかりません。 |
赤色LED | |||
まずはいつもの無線機屋で買ってきた Φ5 の高輝度赤色 LED と純正 REV の LED を比較します。 写真の左が真正面、右がナナメからの写真。 高拡散タイプじゃないのでナナメには弱いんですがそれは純正 REV LED も一緒、正面からは明らかに今回準備したタイプの方が明るいです。
追記 |
LED 比較 | |||
白いボードに照らすとこんな感じ(わかりやすいよう LED の向きを調整しています)。 もちろん右が高輝度タイプ。
追記 |
照らしてみた | |||
ということで高輝度 LED に交換し、(実際に意味があるかわかりませんが)光をできる限り利用するつもりで基板・カバー部にアルミテープを貼ってみました。 また(これまた意味があるかわかりませんが)自分のシートポジションで LED が正面を向くようこれを右下に傾けてみました。 |
交換&小細工 | |||
これだけじゃ不安(?)なので REV ランプと同期してブザーがなるようにもしてみました。 MFD 制御系と表示系をつなぐフラットワイヤーの制御系側コネクタ裏の 12, 13 番を写真のように(アップはこちら) 延長しこれをスイッチにします。 13 番は LED への電源で常時 9V ぐらい、12 番はエンジンが設定回転数以上になるとアースに落ちるという仕組みみたい。 |
LED制御ラインを延長 | |||
整備書には先の 12 番が通常 5V 、REV 時 0V って書いてあったので操作電圧 5V のリレーで 12V のブザーを鳴らそうとしたんですが失敗。 電気工作はよくわかりませんが 12 番は 0V のスイッチとしか使えないみたいなので、ソレを考慮しわからないなりに作った物体がこれです。 13 番からひいたピンクの線にダイオード、抵抗(100k-150kΩぐらい)をつなげこれを灰線 12 番 とでリレーのスイッチにし、バッテリー +12V のオンオフをするってな感じ。 13 番から引かなくたって、5V なんてリレーを使わなくたって、なんてことを今反省してます。 というか直接ブザーにつなげてもよかったのかも。
そうそう接続線が 5 本あるリレーを自動車業界(??)では 5 局リレーっていうみたいなんですが、電子パーツ業界(??)では「局」は回路数を指しこれは 1 局のリレーということになるみたい。 |
無理矢理リレー | |||
細かいことはさておき REV ランプと 12V が連動したので、ニーパッドにくっつけた 15V 駆動(たぶん)のブザーにつなげてこっちも完成。 高輝度 REV ランプとブザーがサーキットでどれだけ役に立つか、かな〜り楽しみ。
[追加] |
ブザーも完成 | |||
おまけ。 さっきの基板にイカニモなコネクタを発見、奥には D-Sub 9 ピンが接続できそうなパターンも。 D-Sub の方はニスモの拡張 MFD 用なんでしょうけどなんかいやーな感じですね、1 こ数十円のコネクタつけてプログラムちょっと変えて 9 万円の別売り製品になるんですから。 最初からブースト 2kg/cm^2 表示だったら後付けブースト計買わなくて済んだのに。 |
ニスモMFD用パターン |