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電動トランクオープナーをつけるの巻

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 一般的にはあんまり意味のない工作でまたキットをつけただけのコソチューンでもなんでもないものですが、カーセキュリティーなどのワイヤレスリモコンに専用スイッチがあれば結構便利な仕組みになるので紹介しときます。

 通販で買ったクリフォードというカーセキュリティーのリモコンには 5 つもボタンがあるくせに通常は右上の 1 こしか使わずなんとなくくやしいので、右下のボタンも機能するよう電動トランクオープナーをつけました。
 トランクを軽量タイプに交換しキーシリンダーとダンパーがつかなくなったため、運転席横のレバーでトランクロックを解除しても後ろにまわったときには再度ロックされているという悲しいことがよくあるから、というのも理由のひとつです。


カーボン柄がなさけないリモコン
 カーセキュリティーのオプションとして販売されているトランクリリースソレノイドと同様のものが ゆにゅ〜や で 2,600 円(+送料) で販売されていたのでこれを購入(ついでに 1,680 円のボンピンも買っちゃいました)。

 商品は運転席などでスイッチを押すとトランクロックが開く装置として構成されているため、写真のようなゴツいプッシュスイッチが同梱されています。
 今後カーセキュリティーを取り付ける予定がある場合はこれを使って(あんまり意味のない)電動化を先にしておいてもいいかもしれません。
 ぼくは撮影後捨てました。


アメリカンなスイッチ
 さていきなり取付写真。
 イングリッシュな付属説明書にはトランクの扉の方に取り付けよとありましたがせっかくの軽量トランクが重くなるのがなんとなくいやだったので受け側(ボディー側)につけました。
 こっちの方がソレノイドがうちばりに隠れてすっきりいきます。


トランク後部に取り付け
 [3] のようにトランク後部のうちばりをはがしソレノイドがいいあんばいに付くよう付属のボルトでボディーに直づけします。
 ネジ止めする裏側にはリヤバンパーがあるんですが作業簡略化のためこれを外さない方針で、穴あけはドリル歯の腹にテープを巻き、バンパーを貫通しないよう慎重に行います。


ドリル歯にテーピング
 付属の M6 ボルトはナンバープレート上のバンパー隙間からスパナやメガネをいれ、地道にしめていきます。
 こんなラチェット式のメガネ があると便利、というか無いとバンパー外した方がラクかも。


ナンバー上の隙間から
 [2] のアメリカンなプッシュスイッチのみで解錠するときはバッテリーと直結するだけなので不要ですが、カーセキュリティーのリモコンなどを使う場合はリレーを使う必要があります。
 オートバックスで買ってきた STAFMAN ブランドのリレーを例にとると、クリフォードのオプション制御はマイナススイッチなので、リレーの赤色・黄色の 2 ラインをバッテリーに、青色をトランクソレノイドに、黒色をクリフォードに接続します。
 もちろんソレノイドのもう一方の端子はアースです。
 そうそう、付属のヒューズは 10A だったんですがこれだと(なぜか)すぐ切れてしまい 15A のものに交換しなければなりませんでした。


リレー
 ソレノイドのワイヤーをロックに結んで完成したのがこの写真。
 長さ調整が結構めんどくさい。
 ワイヤーロックがボディーとこすれる部分には異音防止のためクッション材を貼っておきました。
 といっても、ソレノイドとボディーの間にもクッション材を入れても入れなくても、解錠の際には結構ウルサい「バコっ」という動作音がするのでどうでもいいかも。
 デカい抵抗器をはさんでソレノイドの電圧をもう少し下げる、ソレノイドを(なんとか)分解して(なんとか)クッション材を入れる、かしてみたいですわい。


完成
おまけ

 ボディー側のロック部には室内からの解錠をキャンセルする仕組みがあります。
 これを機能させた場合トランクのキーシリンダーからしか解錠できなくなるわけですが、この状態でスムージングや軽量化でキーシリンダーを取り外したトランクを誤って閉めてしまうと二度と開けられません。
 後部シート裏からの進入もまず不可能で、たぶんトランク自体を壊す以外の方法はないでしょう。
 ということでそれが困る場合は室内操作キャンセラーをキャンセルするためこのスライド穴を M5 のボルトで塞いじゃいます。
 こんな感じ
 これでお気に入りのカーボントランクをぶっ壊さなきゃいけなくなる事態から逃れられました。やったねっ。


室内操作キャンセラー・キャンセラー

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