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むき出しエアクリーナーに変更するとエンジンがエンジンルーム内の高温の(酸素密度が低い)空気を吸ってしまい効率が悪そうです。 吸気温度が 1 度上がると出力が 1 馬力下がる、なんて話もあるぐらい。 まぁターボ車はインタークーラーで冷やすのであんまり関係なさそうですが、それでも最初から熱い空気なんか吸わない方がいい。 ということでエアクリーナー遮熱板を作成します。 2 個のエアフロメータのあたりで、これを境に、上下から 0.5mm 厚のアルミ板で壁をつくるという方針で、写真はその下側完成品。 アペックスのエアクリーナーキットで、いつものとおりコピー用紙を駆使して型どりしました。[寸法図はコチラ] 今回の遮熱板は、一度外すとぼく以外が取り付けるのはかなり難しいという先代の反省をふまえた 2 代目。 |
遮熱板 下側 | |||
これの固定は主に 2 カ所で行います。 前側は、0.8mm のアルミ板でつくったリベット止めステーを、たぶん純正エアクリーナーボックスの空き穴にとめます。 |
固定穴 その1 | |||
後側は、これまた 0.8mm のアルミ板でつくったリベット&ボンド止めステーを、パワステフルードのタンク部分に共締め。 ヘンな角度でついているのは、この隙間をなんかの配線が通るためです。 |
固定穴 その2 | |||
上側の遮熱板はこんな感じ([寸法図はコチラ])。 左(クルマ前側)上のくぼみは純正エアクリーナーについてた吸入パイプが通る隙間です。 右側の折り返しはストラット部分上を塞ぐ(つもり)の壁。 ボンネット並行の面は、エアクリーナーの汚れ確認が簡単にできるように、また単純にめんどくさいので塞ぎません。 そのかわり導風板とボンネット裏のあいだに隙間をつくらないようにします。 |
遮熱板 上側 | |||
[4] の左上部分を裏面下方向から見たところ。 この折り返しで、下側の遮熱板にはさみこみます。 |
折り返し 前側 | |||
[4] の右部分を裏から見たところ。 右側の半円の切り込みで場所を想像してください。 ボンドでくっつけたこの折り返しステーで、同じく下側の遮熱板にはさみこみます。 |
折り返し 後側 | |||
上下の導風板を合体させるとこうなります。 右側の穴位置がずれているのは...設計ミスみたいですね、あれれ。 まぁ細かい隙間はあとでスポンジで塞ぐので気にしません。 |
遮熱板上下 エアクリーナー側 | |||
ちなみに裏はこんな感じ。 補強の追加板や折り返しなんかは全部こっち側に施したのでボコボコです、かなりブサイク。 |
遮熱板上下 エンジン側 | |||
エアクリーナー類を外したエンジンルーム左前、写真下が前進方向。 ピンクのラインが入ったあたりに遮熱板をつけます。 |
遮熱板取付位置 | |||
実際にクルマにあわせたら遮熱板上側部分がつまくつかなかったのでその場でカット。 [4] の項目を修正する前に取り付けちゃったので、寸法図などを参考になさる場合は気をつけてください。 |
遮熱板 上側修正 | |||
[2] , [3] のステーはここにネジ止めされます。
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ネジ止め位置 | |||
遮熱板下側をクルマに取り付けたところ。 ちょっととびましたが、隙間埋めとさらなる遮熱目的(?)で、5mm 幅の発泡ゴムシートをアルミ遮熱板より若干大きめに切って両面テープで貼り付けてます。 このゴムシート付けは後から思いついちゃったので仕方ありませんが、[8] のボコボコの面をこっち側にしとけばよかったとほんと後悔。 あっち側にシート貼ればいいじゃんとも思いましたが、熱の影響、はがれた時の心配、エアクリーナーに熱いアルミ面を向けないなどいろいろ考えてやっぱりこっち側にしました。 |
クルマに取付 | |||
エアクリーナー類を取り付けるとこんな感じ。 発泡ゴムシートが変形していいあんばいに隙間を塞いでくれてます。
このあたりから空が暗くなってきたので写真がばっちくなります。
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エアクリーナー取付 | |||
遮熱板上側を取り付けたところ。 2 個のエアクリーナーの間が少し空いてしまいました、ちょっと残念。 そうそう上側にも大きめにカットされた発泡ゴムシートがボンネットとの隙間を埋め、エアクリーナー部分を比較的閉ざされた空間にしています。 ボンネットのしまり具合もふつう。 |
遮熱板 上側取付 | |||
純正エアクリーナーダクトを取り付けたところ。 くどいようですがこの上にもスポンジを貼ってボンネットとの隙間を塞ぎ、これで完成。 遮熱板上側の直接の固定は 2 カ所の挟み込みだけですが、上からボンネットやダクトに押されてますから外れることはありません。 エアクリーナーなどのメンテナンスがラクチンです。
で効果のほどですが、通常のまちなか走行ではクルマが少し軽くなったような感じがします。 |
純正ダクト取付 | |||
[追加] 完成数日後にエアクリーナーをアペックスから M's に変更しちゃったので遮熱板を通るダクトの位置が変わり、穴位置を再調整しました。 これはいきなり完成写真。 写ってませんが、一緒につく [15] の純正ダクトは出口がフィルタに当たるので 2cm ほどカットする必要があります。 |
M's 用に修正した遮熱板 | |||
追加 : R34 + HKSスペシャルパイピング R34ではHKSのスペシャルパイピングにしたため今までの遮熱板が使えずほったらかしになってましたが、頑張って新たに作り直してみました。
まずは型作り。 |
HKS SPLパイピングで遮熱板 | |||
今回使ったのは、発泡樹脂板の両面に薄いアルミ板を貼った「アートパネル」という、看板のベースになる軽くて耐久性があり平面性に優れた素材。 用途が用途なため1枚がデカいので価格もそこそこします。いくらかは忘れましたが(^^;)。 大きめホームセンターなカインズホームで購入。 同じ面積の0.5mmのアルミ板と同じぐらいな重さで、また1mmのアルミ板より曲げに強いです。合板ってスゲー。 |
アートパネル | |||
アートパネルは分厚くて扱いづらいですが、ふつーの金切りばさみでカットでき、またナイフで微調整ができます。 ただパイピングが通るパネルの真ん中をくりぬくのは難儀なので、こんなカッターを使ってみました。 標準の円形ストレート(?)刃じゃなかなか切れませんが、こんな点線タイプだと、パネルにおもいきり力を入れて突き立てころころすると意外と簡単に刃が入ります。 ただ反対側のアルミ面まで刃を通すのがたいへんで、しかもカッターのかたち通り簡単にするーっとすべって関係ないとこまで点線を入れちゃうので、それはそれでめんどくさい。 ナイフの刃先でがりがりやった方がよかったかも? |
ロータリーカッター | |||
パネルの仮合わせ。 パイピングは脱着するごとにその位置が変わるのでその都度穴を修正することになり賽の河原的でめげそうでした。 写真ではうまくできてるように見えますが実はパイピングのあちこち当たっててじぇんじぇんダメ。 この後何度も修正・仮合わせを繰り返しました。 |
仮合わせ | |||
パネル端に粘土を乗せてボンネットを閉め、つぶれ位置で当たりをチェックします。 粘土の先をとんがらせておくとへこみっぷりがわかりやすいです。 |
粘土で当たりチェック | |||
純正導風ダクトも乗っかるよう調整。
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オンザ純正導風ダクト | |||
パネルとステーの固定には、軽さと薄さと扱いやすさで自動車用のクリップ(プラスチックリベット)を使ってみました。 ってかパネルとクリップのアイデアは、カーステーションマルシェさんのインプレッサ用オリジナル遮熱板がそうだったからパク、、、いやいや、まるまる参考にしただけなんですけどね(^^;)。 あと今まで無かったパネル(右)がいきなり登場してますが、ほんとは遮熱板はこれまでの1枚だけで終わらすつもりだったんですがストラット側のちょっとしたすきまもなんだか惜しく(?)なってきたのでなんとなくそっち側もつくってみました。
ちなみにクリップは日産純正型番 01553-09321(要確認)で1こ50えんぐらい。量販店の補修部品コーナーとかにも置いてあります。
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ほとんどの固定にクリップを使用 | |||
ようやくかたちが決まったパネルにいつものつや消し黒を吹いて完成。 ってか塗料は液状ゴムスプレーで、さらなる断熱なイメージと、あと単に一度使ってみたかったという感じで(笑)。 パネルにもともとついてた塗装はめんどくさいので剥がしませんでしたが(^^;)、でも足付けとプライマーで下地はなんとなくつくってます。 パイプが通る穴が円じゃないのはエアフロ(アダプター)のフランジがちょうどここらへんにくるから。
上の幅400mmと下の幅計395mmが違うのは表記ミスじゃなく、右側にくるストラット部分が垂直じゃないからです。 |
メインパネルサイズ表(mm) | |||
ストラット側のサブパネルはこんな感じ、、、ってか採寸すっかり忘れてました(^^;)。 外す機会があったらそん時に追記します。 |
サブパネルサイズ表(mm) | |||
ジョイフル本田の自動車用デッドニングコーナーに売ってる大サイズのエプトシーラー(耐候性の発泡ゴムシート。500mm x 450mm 1,659えん)を細く切ってパネルのフチに貼りすきま埋めにしてみました。 やり過ぎな感じまんてんで軽く後悔。。。
細かいことですが左下のステーは向こう側じゃなくてこっち側です。間違えました。
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ふちにエプトシーラーを | |||
装着。
ついでにパワープローのフィルターを新品交換。 |
完成 | |||
純正導風ダクトもばっちりつきます。
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オンザ純正導風ダクト | |||
ちなみに車両側のステーの1つはストラット側のココ。
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ステー しょの1 | |||
もう1つはココのパイピングステーととも締め。
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ステー しょの2 |