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純正プレイヤーやスピーカーを社外品に交換してもそれだけでは良い音は出ません。 写真は内装を外したドアですが、穴だらけの仕切ではスピーカー背面からの逆位相の音が正規の音に干渉し、薄いドア鉄板やうちばりの振動もまた音のじゃまをしてしまいます。 音のためには防新シートや鉛などを貼りまくることでこれを改善するデッドニングが重要なんですがやっぱりそれなりに重いので、今まで使っていたデッドニング材(計 5kg)を全部はがし、「軽くて安く、純正状態よりはマシ」というびみょうなレベルを目指して簡易デッドニングを施しました。
まず [ドアのうちばりを取り外す] などを参考に内装を外し、全面を覆っているビニールシートもはがしちゃいます。
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穴だらけのドア | |||
今回のポイント、ドア板の穴をどう埋めるかです。 薄いアルミテープを貼って終わるつもりでしたが、いつものホームセンターを散策してたらブチルゴム付きのアルミテープを発見しちゃったのでこれを使いました。 写真のは 0.5mm x 50mm x 5m で、ドア両側でこれ 2 本弱分必要です。 1 本 1,000 円ぐらい。 |
アルミブチルテープ | |||
ドア取っ手やロックを動かす棒にまでテープを貼っちゃうと今後いろいろと困ることになると思われるので、可動部はコルゲートチューブで保護しときます。
あとはひたすら穴という穴を埋めていきましょう。 |
コルゲートチューブ | |||
スピーカー背面からでる逆位相の音を少しでも消すため、裏側になる部分にブチルシートを貼ります。 ホームセンターで 30cm x 30cm が 900 円ぐらいと少々高価なのでなんとなく気になる方だけでいいと思います。 裏側にスポンジなどを入れ、スピーカー背面中央にあたる部分を頂点に山型にするのが背面音拡散に効果的(たぶん)。 |
スピーカー背面部 | |||
スピーカーの土台裏は上からの水がかからないよう屋根のついた囲いになってるので、屋根の部分だけ残して糸ノコなどで裏面をカットします。 そうじゃないと [4] の効果が半減です、[4] をしなかった場合は...わかりません。 あと土台とスピーカーの間の振動防止のため、[4] で少し残した(もう遅い?)ブチルシートを細長く切りこの間に一周全部貼り付けておきましょう。 隙間からはみ出るブチルシートがそれ。 |
スピーカー | |||
これはほとんど意味無いと思いますが、[2] の余ったアルミブチルテープを細く切って土台の振動防止のため外周にはってみました。 |
土台の振動防止? | |||
完成。 今までの作業写真は全部運転席側でしたが撮影し忘れたのでこれだけ助手席側です。 余ったテープは貼ってない他の部分にも使ったら良い効果が出るかもしれません。でないかもしれません。
んで効果のほどですが、外した 5kg の防振材には遙か遠く及びませんがイコライザーで少しごまかせばそんなに悪くありません。 |
完成 | |||
■ 追加
前回作業時から気になっていた部分の対策をしました。 |
内装との隙間が気になる | |||
ということでジョイフルホンダで買ってきたのがこれ。 片面にテープがついた細長いスポンジシートで、1m x 3cm x 1cm(厚み) が 367 円。両側分ではこれが 2 本必要です。 ...なんですが、半分の 5mm 厚で 262 円のものの方が後述の作業がしやすくていいです。 |
粘着スポンジシート | |||
運転席側の方が窓コントロールパネルの穴からうちばりの中がのぞけるのでこっち側を先に作業する方が要領が分かっていいでしょう。 先のシートを 15mm ほどでっぱらしてスピーカーの土台外周に貼ります。 うちばりをはめてみて前側・下側が浮かないかを、のぞきながら、さわりながら確かめ、シート余り部分の幅を調整します。 写真の 1cm 厚シートはこの調整が少しめんどくさかったんですが 5mm 厚のものなら少しぐらい適当でも変形してうちばりにあってくれほとんど調整不要。というかそっちの方が密閉してくれる!? そんなわけでこのクルマは運転席側が 1cm 、助手席側が 5mm 厚ということになりました(笑)。
これの効果は...かけた時間 1 時間と費用 629 円以上にはよくなりました。 |
スポンジで隙間を塞ぐ | |||
■ R34 に施工
今回はちょっと太め、0.5mm x 75mm x 5m のアルミブチルテープを使ってみました。 |
75mm幅のアルミブチルテープ | |||
[ドアのうちばりを取り外す] などを参考にうちばりを外します。 中のビニールシートは捨ててください。 接着剤のブチルはシンナーなどの薬剤ででろでろにするより何かに貼り付けるなどして地道にはがしていく方がきれいに簡単にとれます。 |
うちばりを外す | |||
上記のブチルはがしで想像できると思いますが貼ったアルミブチルテープをはがすのがかなり大変なので、今回は、防振効果は落ちると思いますがメンテナンス性を考慮し簡単に除去できる方法をとりました。 アルミブチルテープがつく部分に布テープを貼っておくと、ブチルといえどベローンととれるんです。 ほんとはメンテナンス時にはびっちゃりブチルが付くはずだった下の布テープごとはがす予定だったんですが予想外でした。
下地テープ貼りはドア仕切凸凹の「凹」に無理な引っ張り無くきっちりくっつくよう注意して作業してください。 |
下地に布テープ | |||
布テープがボディー同色の黒なので見づらいんですが、その上から [11] の 75mm 幅アルミブチルテープを貼ったところ。 下地はアルミテープでもいいかもしれません。 |
布テープの上にブチルテープ | |||
ドア開閉のワイヤーは [3] のようにコルゲートチューブを通し、抵抗無く動作するようチェックしながら貼り付けます。
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コルゲートチューブ | |||
スピーカーの土台は特になにもすることがなさそうなで、効果薄そうですがなんとなくアルミブチルテープを貼ってみました。
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土台を防振(のつもり) | |||
スピーカー裏の背音は、じゃまくさいサイドビームも考慮した薄いスポンジシートを貼り少しでも減らします。 [4] のように効果の高いブチルシートを貼らないのは、単に今回使ったシール付きスポンジシートの方が安いから。 |
背音を減らす | |||
そんなこんなで完成。 今回も [7] 同様撮影忘れのため助手席側の写真です。
使用部材は、75mm アルミブチルテープ 1 本、シール付きスポンジシート(300mm x 300mm だったっけ?) 2 枚、コルゲートチューブ 20cm 、布テープ少々。 |
完成 | |||
■ 追加
R-Blood 掲示板で KAZU さんに教えて頂いたネタ。
んでさっそくダイソーで買ってきました、2 つで 210 円。
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トイレのきゅぽきゅぽ | |||
フツーのスピーカーみたいに裏のステーと磁石との間に入れられるとよかったんですが、前オーナーが交換していたアルパインはそうはさせんという形状でしたので飲酒しながらちょっと悩みます。
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スピーカー裏 | |||
スピーカー裏にきゅぽきゅぽの頭が入るよういいあんばいにカッターでドーナツ状に穴をあけ、またドア裏の障害物にこれがあたらないよう便器側もカットします。 なお取付確認は窓を全開にした状態で行ってください、この時下に来る窓下クッションが一番のデッパリですからこれにあたらないよう幅を調整します。 ダイソーのきゅぽきゅぽでは下から 1cm ぐらいのところを切り取りました。 |
きゅぽきゅぽをカット | |||
結局思いついた固定方法はシール付きスポンジテープで裏から押さえる、でした。 全てはシールの耐久性次第(これが外れたら土台にボルト穴をあけステーで支える予定)。 じゃまな接続端子をぐいっと(丁寧に)折り曲げ、旧きゅぽきゅぽをスポンジではさみ元の状態に戻して完了。
さて左右行ったあとの結果ですが、、、低音がとてもしっかり出てきました。 |
旧きゅぽきゅぽ装着 | |||
追加
気をよくしてリヤスピーカーにもきゅぽきゅぽを付けてみました。 |
リヤトレーを外す | |||
前オーナーがリヤスピーカーも交換していましたがこれは「ふつーのスピーカーらしい」形状でコイルとコーン土台の間にくびれがありましたから、きゅぽきゅぽ加工のドーナツ穴部分をこれより小さめにし、ゴムの弾性を利用し引っ張りながら無理矢理そこにはめます。 裏にある寒冷地仕様のデカいバッテリーに当たりそうだったので [21] 同様下側をカットしましたが、ほんとは不要かもしれません。
ちいちゃい音量ではよくわかりませんでしたが少し大きめにするとまたまた気持ちいい音になったことがすぐ感じられました。
しっかしアルパインのスピーカーはダメですねえ。 |
リヤにもきゅぽきゅぽ | |||
追加
コソチューンじゃありません、買ってつけただけ。 バッフルボードに関してはよくわかんないので詳しくはほかのサイトを検索してもらうとして取り付けにあたりぼくがやったこと。
1. 油性ニスたっぷり塗り込み
2. スピーカー取り付け部の穴あけ 3. この穴を瞬間接着剤で補強 4. スピーカーコードをちょっと延長し裏から配線 5. ドア-マウント-スピーカーの間に貼ってあったスポンジ材を除去
6. ドア-バッフルボードは M5 20-25mm のボルトでがっちり取り付け
7.スポンジで囲いを作成
んでどうなったかというと、今まで聞こえなかったような低めの音が出てきて、またデカい音量でもビビりがなくなりました。 |
バッフルボード | |||
[19] から [25] までの、きゅぽきゅぽとバッフルボード装着前後の違いを定量的に解析しました。 うそ。 ぼくのカーステには延長マイクを使った簡易オートイコライザーがあるので、まあだいたい同じような車内の感じ(てきとう)で補正されたイコライザーカーブが装着前後でどう変わったかみてみます。 マイナスのマークは装着前に比べ補正が減った(0 方向に向かった)域でプラスは逆に補正が増えた域、それぞれ 4 個と 2 個でした。 全体的にはまあよくなったってことでしょう、うんうん。 |
解析(いいすぎ) | |||
■ 追加
大きめの音量にするとドアうちばりのどっかからビビり音が出始め、場合によってはなんの音を出してなくても走行振動でブリブリと異音がしたりすることも。
写真は運転席側ドアうちばりの後方の裏なんですけど、こすれ音防止のためのフェルト地(?)テープが内側すぎるため、外側の合皮とドアとがこすれあいビビってるもよう。 |
こすれ音防止テープ | |||
同じようなテープを外側いっぱいまで追加しようかと思いましたが、そんなのどこに売ってるのかわかりませんし、結局うちばりとドア本体がくっついたり離れたりすること自体はかわりません。 ってことで使ってみたのがこんなゴム系のテープで、防音材とかで使われるエプトシーラーと同じもの。 ちなみにいろんな色があるんですがこの黒だけはあまり売られていないようです(コーナンで購入、320えんぐらい)。 またよく見るグレーのスポンジのすきまテープも使ってみましたが、うちばりのすきまから少し見える異色が気に入らなかった以外は同じように防振効果がありました。 |
防水ソフトテープ(黒) | |||
[28] のテープをそのまま使うと弾性でうちばりが浮いちゃうので、めんどくさいんですがハサミで地味に切って幅と高さを半分にし、浮きをできるだけ抑えます。 またドアのフチっこぎりぎりに貼るとはみ出たのが見えちゃうし浮きも大きくなるので、いいあんばいになるよう張り直しと脱着を繰り返してください。 |
テープ貼り替え(後方) | |||
うちばり前方も、後方ほどじゃないけどやっぱりビビってるので、同じように張り替えます。
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テープ貼り替え(前方) | |||
まあこれで終わりなんですがテープも余ってることなので他のあやしげなトコも対策しときます。
R33にはなかったんですがR34はこんなリブ付きステーがついてて、このリブのいくつかがドア本体に当たりそうな位置にあるみたいな気がするので、そのふちをテープで保護。
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リブのあたりも保護 | |||
うちばり下半分のプラスチック部分からはビビり音はほとんど無いようなんですがついでなのでそっちも防振。 たださっきのテープでは高さが足りなゲなのでジョイフルホンダで買った手持ちの50cm x 45cm x 0.8cmのデカいシートのエプトシーラーから切り出しました。 でもプラスチック部分はフチにテープを貼るだけの厚みがないので作業・効果ともなかなかビミョーです。
とりあえずこれで窓のとこ以外のフチは全周防振完了です。 |
幅のないプラスチック部分も | |||
■ 追加
スピーカーからの音がうちばり裏にまわりづらいようなイメージ(!)でフロントドアスピーカーの周りにペナペナなスポンジテープを重ねて貼り壁にしてみました。 |
スポンジを厚貼り | |||
ビミョーに心配していた見た目ですが、透けて見えちゃうということはありませんでした。
これを行った運転席側としてない助手席側で聞き比べてみましたが、全体的なモコモコ感が減って特に中低音のはっきり感が増えたような感じがします。 |
見た目も問題なし | |||
あと[27]からの防水テープを貼ったドア枠ですが、振動とかで浮いてくるとやっぱこすれ音が気になり始めます。 あんま意味なかったってことかしらん。 とりあえずフォローには純正のフェルト地テープがベストでしょうがどこで買っていいかわからんので、とりあえずアセテートテープを細く切ってフチぎりぎりに貼ってみました。 写真じゃほとんどわからんですけど。 とはいえこすれ音はこれで今んと解決。 |
アセテートテープをふちに | |||
■ 追加
(たぶん)今まで書いてませんがオーディオの常時電源とアースだけは太めの線でバッテリーから直接ひいてたんですが、ただ機器のオン・オフのスイッチをしてるだけだと思ってたアクセサリー(ACC)電源も同じくいわゆるバッ直にした方がイイ感じ(?)らしいとのこと。 |
バッ直化の回路図 | |||
エーモンのリレーは簡単に使えて便利ですな。 配線は少し延長しました。 |
リレー | |||
[26]に続きうそくさ解析しょの2。 写真記載の通り上側のグラフはすでに行っていた常時電源(とアース)のみバッ直でしかもそのプラスマイナスともいろんな後付け機器で共有していた時に計測(?)したもの、下側は[36]の回路図どおりバッ直にACC電源も加えそれ以外なにも接続しない「ピュア」な状態に変更して計測したもの。 リヤスピーカーを外すなどいろんな変更があるので[26]のグラフとは比較できません。 とりあえず補正が4カ所で減り、1カ所で増えたってことですが、でもまあだからどうしたって感じではありますね(^^;)。 デカいが性能はおそまつくんなマイイヤーによれば、低音域の音をメインに全体的に音がきれいになった、、ような気がするようなしないようなってな感じ(ダメ耳)。 なお純正の電源ラインをそのまま使ってる場合はこのバッ直化でまず変化がわかるでしょう。 |
解析(いいすぎ)しょの2 |